2012年1月17日火曜日

WiMAXの家庭用ルーター「URoad-Home」の便利度をチェックした - デジタル - 日経トレンディネット

 ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はUQ WiMAXのホームルーター「URoad-Home」を試してみた。いろいろな使い方が考えられる製品だが、戸田氏は使い勝手や通信速度をどう評価するのか!?

 今回紹介するのは、WiMAXホームルーターだ。WiMAXがモバイル用のデータ通信サービスとして普及しているのは、今さら言うまでもないだろう。しかし、今回取り上げる「URoad-Home」は、WiMAXで通信ができる家庭用のルーターなのだ。一般的な家庭用のルーターはブロードバンド回線に接続するが、そんな使い方ができない環境ではこのルーターが役立つわけだ。

 例えば、ブロードバンド回線が敷設できないケースもあるだろう。僕の知人が住んでいるマンションは、古いために室内工事が間に合っていないと聞いた。また、僕の自宅にはブロードバンド回線にルーターをつないでいるのだが、端の部屋ではWi-Fiの電波が弱くて、つながったり途切れたりを繰り返している。その場所にはテレビが置いてあり、思うようにインターネットにつながらずに難儀しているのだ。そんな環境では、URoad-Homeを補助的に利用するのもいいだろう。

 年間パスポートに加入すれば、本体は2800円で購入できる。しかも毎月の利用料金は3880円とかなり手ごろである。工事も一切不要なので、例えば学生が下宿先に置くような使い方にもおすすめできる。

 当然だが、WiMAXの電波が届いていなければ使うことはできないので、利用できるのは都市部に限られるだろう。WiMAXは、地図上で対象エリアになっていても、場所によってつながらないケースが少なくない。UQでは15日間の無料レンタルサービス「Try WiMAX」を提供しているので、購入前に試してみたい。

 ただ、この貸し出しサービスで残念なのは、パソコンでしか使えないUSBデータ通信アダプターに限られること。タブレットやゲーム機などで使いたいユーザーも多いだろうから、モバイルルーターも貸し出してほしいところだ。

今回テストしたのはURoad-Home。本体サイズは、クレードルなしの状態で約高さ140×幅98.25×奥行き36mm

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